RIPASAスコア計算機

急性虫垂炎の心証度(確率)を評価します。

患者属性

※開発元の設定による項目ですが、国内での適用時は注意が必要です。

症状・病歴

身体所見

検査所見

判定結果

RIPASAスコアとは?

RIPASA (Raja Isteri Pengiran Anak Saleha Appendicitis) スコアは、2010年にブルネイで開発された急性虫垂炎の診断予測スコアです。欧米で広く使われているAlvaradoスコアが、アジア人においては感度・特異度が低いという報告を受けて開発されました。

Alvaradoスコアとの比較

Alvaradoスコアと比較して、RIPASAスコアは以下の特徴があります。

  • 項目が多い: 14項目(Alvaradoは8項目)を評価するため、より詳細な臨床所見を反映します。
  • アジア人向け: ブルネイ、シンガポール、インド、パキスタン、日本などの研究で、Alvaradoよりも高い感度(96-98%程度)と特異度(80%以上)を示すと報告されています。
  • 性別・年齢・国籍の考慮: 若年男性や外国籍(開発国の文脈では労働者層など)が加点対象となっており、疫学的なリスク因子を含んでいます。

スコアの解釈と推奨処置

RIPASAスコアは合計点(最大17.5点)に基づいて、以下のようにリスクを分類します。

スコア 確率 推奨される対応
< 5.0点 低い (Low) 虫垂炎の可能性は低いです。観察するか、他の診断を考慮してください。
5.0 〜 7.0点 中等度 (Intermediate) 虫垂炎の疑いがあります。入院観察、または腹部超音波検査・CT検査などの画像診断を追加することを推奨します。
7.5 〜 11.5点 高い (High) 虫垂炎の可能性が高いです。外科医へのコンサルト、および虫垂切除術の施行または強い疑いによる精査を推奨します。
≥ 12.0点 確定的 (Definite) 虫垂炎である可能性が極めて高いです。速やかな手術的介入が推奨されます。

注意事項

「外国籍」の項目は元論文における社会学的背景に基づくもので、日本国内で適用する際は臨床判断により除外または考慮が必要な場合があります(+1.0点の影響)。また、本ツールはあくまで診断補助であり、最終的な診断は医師の診察と画像所見を総合して行ってください。