QTc 計算機 (Bazett式)
心拍数に応じてQT間隔を補正し、QT延長のリスクを評価します。
補正QT間隔 (QTc Bazett)
0 msec
Bazett式によるQTcの計算について
QT間隔は心拍数によって変動するため、心拍数60bpmの時の値に補正して評価する必要があります。最も広く使われているのがBazett(バゼット)の式です。
計算式
QTc = QT / √RR
※ RR間隔 (秒) = 60 / 心拍数 (bpm)
正常値と延長の基準
QT延長症候群(LQTS)や、薬剤性QT延長(Torsades de Pointesのリスク)の評価に重要です。性別により基準値が若干異なります。
| 判定 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 正常 (Normal) | < 430 msec | < 450 msec |
| 境界域 (Borderline) | 430 - 450 msec | 450 - 470 msec |
| 延長 (Prolonged) | > 450 msec | > 470 msec |
注意点
Bazett式は心拍数が極端に高い場合(頻脈)や低い場合、補正の精度が落ちることが知られています。その場合はFredericia式などが推奨されることがあります。一般的に QTc > 500 msec の場合は、危険な不整脈(トルサード・ド・ポアント)のリスクが著しく高まるとされています。