Power Converter

Watt, Horsepower, BTU, and more.

1 J/s
1 kW = 1000 W
Imperial/US (≈745.7 W)
Pferdestärke (≈735.5 W)
Air conditioning standard
Thermal engineering

電力・仕事率の単位と歴史

日常生活でよく目にする「ワット(W)」や、車のスペック表で見る「馬力(PS, HP)」は、すべて同じ物理量「仕事率(Power)」を表しています。仕事率とは、単位時間あたりにどれだけのエネルギーが変換・移動されたかを示す指標です。

馬力の起源:ジェームズ・ワットのマーケティング

18世紀後半、蒸気機関の改良を行ったジェームズ・ワットは、自分の機械がどれだけ優れているかを顧客(炭鉱主など)に分かりやすく伝えるため、当時動力源として一般的だった「馬」と比較しました。「1頭の馬が継続的に荷物を引く力」を基準に定めたのが「馬力」の始まりです。

2つの馬力:HPとPSの違い

これが非常にややこしい点ですが、世界には大きく分けて2種類の馬力が存在します。

  • 英馬力 (HP): イギリスやアメリカで使われる単位。1 HP ≈ 745.7 W。
    ヤード・ポンド法(550 lbf・ft/s)に基づいています。
  • 仏馬力 (PS): 日本やヨーロッパ(フランス・ドイツ)で使われる単位。1 PS ≈ 735.5 W。
    メートル法(75 kgf・m/s)に基づいています。

わずかな差ですが、1000馬力のエンジンとなると、HP表記とPS表記で10kW以上の差が出ることがあります。日本の自動車カタログスペックは伝統的に「PS」が使われてきましたが、最近は国際基準の「kW」がメインになりつつあります。

空調能力のBTU

エアコンやヒーターの能力を示す際、特に海外製品では「BTU/h(British Thermal Unit per hour)」が使われます。1 BTUは約1055ジュールで、1ポンドの水を華氏1度上げるのに必要な熱量です。