Post-Test Probability Calculator
EBM Diagnosis Tool / 検査結果で確率はどう変わる?
Positive Post-Test (陽性適中率)
90.0%
LR+: 9.0
Negative Post-Test (1 - 陰性適中率)
10.0%
LR-: 0.11
診断推論とベイズの定理
医療現場における診断は、0か1か(確実か不可能か)ではなく、常に「確率」的な推論の連続です。検査を行う前の患者の疾患確率(検査前確率)が、検査結果(陽性または陰性)によってどのように変化するか(検査後確率)を計算することは、EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)の核心です。
感度と特異度
- 感度 (Sensitivity): 病気がある人を正しく「陽性」と判定する確率。
感度が高い検査で陰性が出れば、病気の可能性を強く否定できます(SnNOut: Sensitivity, Negative, Rule Out)。 - 特異度 (Specificity): 病気がない人を正しく「陰性」と判定する確率。
特異度が高い検査で陽性が出れば、病気である可能性を強く肯定できます(SpPin: Specificity, Positive, Rule In)。
尤度比 (Likelihood Ratio)
検査の性能を統合した指標であり、検査前確率(オッズ)を検査後確率(オッズ)に変換する係数です。
- 陽性尤度比 (LR+): 感度 / (1 - 特異度)。通常、10以上あれば確定診断に強力に役立ちます。
- 陰性尤度比 (LR-): (1 - 感度) / 特異度。通常、0.1以下あれば除外診断に強力に役立ちます。
計算の仕組み
この計算機は以下のステップで計算しています(ファガンノモグラムの原理)。
- 検査前オッズ = 確率 / (1 - 確率)
- 検査後オッズ = 検査前オッズ × 尤度比
- 検査後確率 = 検査後オッズ / (1 + 検査後オッズ)