pKa Calculator
酸解離定数とpHの計算ツール。
OR
pKa(酸解離定数の逆対数)とは
化学において、酸の強さを定量的に表すための指標です。酸解離定数 $K_a$ は値が非常に小さく扱いづらいため、その逆数の常用対数をとった $pK_a$ が一般的に用いられます。
pK_a = -\log_{10} K_a
- pKaが小さいほど: 酸性は強い(プロトン $H^+$ を放出しやすい)。例:塩酸 ($pKa \approx -7$)
- pKaが大きいほど: 酸性は弱い(プロトンを放出しにくい)。例:酢酸 ($pKa \approx 4.76$)
ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式
緩衝液のpHを計算する際に用いられる基本式です。弱酸とその共役塩基の濃度比から、溶液のpHを求めることができます。
pH = pK_a + \log_{10} \left( \frac{[A^-]}{[HA]} \right)
- $[A^-]$: 共役塩基のモル濃度
- $[HA]$: 弱酸のモル濃度
この式から、酸と塩基の濃度が等しいとき($[A^-] = [HA]$)、$\log(1) = 0$ となり、$pH = pK_a$ となることがわかります。これが緩衝能が最大になるポイントです。
医薬品開発における重要性
薬物の $pK_a$ を知ることは、体内での吸収・分布・代謝・排泄(ADME)を予測する上で極めて重要です。分子がイオン化しているか、分子状態であるかによって、細胞膜の透過性が大きく異なるからです。