1RM (MAX挙上重量) 計算機
限界を数値化せよ。強さへの最短距離を弾き出す
| % of 1RM | Weight (kg) | Target Goal |
|---|
1RMとは:あなたの筋力が持つ「絶対値」
1RM(One Repetition Maximum:最大挙上重量)とは、正しいフォームで1回だけ持ち上げることができる最大重量のことです。 ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなどの「ビッグ3」をはじめとする筋力トレーニングにおいて、自分の1RMを知ることは単なる自己満足ではなく、科学的なトレーニングメニューを構成するための不可欠なステップです。
なぜ1RMを直接測定せずに推定するのでしょうか? それは安全のためです。本物の1RM測定は神経系や関節に極めて高い負荷をかけ、怪我を誘発するリスクがあります。 この計算機は、中程度の負荷(例:5~10回上げられる重さ)から1RMを予測することで、安全に限界値を把握することを可能にします。
1RM推定を支える「エプリー法」
本ツールでは、信頼性が高く世界的に広く使用されている エプリー法 (Epley Formula) を採用しています。
公式:1RM = W × (1 + R / 30)
W: 使用重量, R: 反復回数。この式は、特に反復回数が10回以下の場合に極めて高い精度を発揮します。
1RMから導き出す「目的別」トレーニング強度
1RMを算出したら、それを基に今日のトレーニング強度(%1RM)を決定します。目的が変われば、設定すべき重量も変わります。
- 筋力向上(Strength):1RMの85~100%
低回数(1~5回)で高重量を扱い、神経系を鍛えます。パワーリフティング的なアプローチです。 - 筋肥大(Hypertrophy):1RMの70~85%
中回数(6~12回)で筋肉に十分な科学的刺激を与えます。ボディビル的なアプローチで、最も効率よく筋肉を大きくします。 - 筋持久力(Endurance):1RMの60%以下
高回数(15回以上)で行い、スタミナを強化します。スポーツ競技や健康維持に適しています。
測定精度を高めるためのアドバイス
1RMの推定精度を高く保つためには、以下の「3つの鉄則」を守ってください。
- フォームの厳守: 10回持ち上げたとしても、最後の方が腰が浮いていたり、可動域が狭かったりしては正確な数値は出ません。「綺麗なフォームで」限界まで行った数値を入力してください。
- 反復回数を絞る: 20回も30回もできる重量での推定は、誤差が大きくなります。5~8回程度で限界が来る重量で測定するのが最も信頼できます。
- 疲労のない状態で: 複数のセットをこなした後ではなく、ウォーミングアップ後の1セット目(メインセット)の数値を使ってください。
注意:計算機は「指標」である
人間の身体は機械ではありません。その日の体調、睡眠の質、メンタルコンディションによって、実際の能力は数キロ単位で変動します。 この計算機で出た数値を妄信するのではなく、常に自分の身体の反応(RPE:主観的運動強度)を確認し、無理のない範囲でバーベルを握ってください。
まとめ:強さは「解析」から始まる
ただがむしゃらに重いものを持ち上げる時代は終わりました。自分の現在地(1RM)を正確に把握し、そこから逆算して最適な負荷を設定する。 この「解析的アプローチ」こそが、怪我を回避し、停滞期を打ち破り、理想の肉体へと最短距離で到達する唯一の方法です。 本「ヴィタリティー・エッジ」シミュレーターをあなたのトレーニングパートナーとして、一歩先のステージへ駆け上がりましょう。