Gojikara
国際標準 栄養アセスメント

MNA-SF (簡易栄養状態評価表)

高齢者の低栄養リスクを多角的にスクリーニング

スクリーニング項目

※BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)²

14
TOTAL SCORE / 14
判定中...

MNA-SF(簡易栄養状態評価表)とは

MNA-SF(Mini Nutritional Assessment Short Form)は、高齢者の低栄養(栄養失調)を早期に発見するために開発された、世界的に推奨されているスクリーニングツールです。Nestlé Nutrition Instituteによって開発され、信頼性と妥当性が非常に高いとされています。

本来のMNAは18項目からなる詳細な評価方法ですが、その中から特に精度の高い「6項目」を抽出したものがMNA-SFです。わずか数分で実施できるため、病院や介護施設だけでなく、在宅介護の現場でも広く活用されています。

【重要】BMIが測定できない場合

身体的な都合などで身長・体重の測定(BMIの算出)が困難な場合は、代わりの指標として「下腿周囲長(ふくらはぎの太さ)」を用いる代替評価法もあります。その場合は別途専門職の確認が必要です。

判定結果の解釈と必要なアクション

MNA-SFは「14点満点」で評価され、点数によって以下のように分類されます。

  • 12点〜14点(栄養状態良好): 現時点では栄養面での問題は見られません。引き続きバランスの良い食生活と運動を継続しましょう。
  • 8点〜11点(低栄養の恐れあり): 「低栄養リスク(At Risk)」の状態です。この段階で適切な対策を打つことで、低栄養への進行を防ぐことができます。食事の内容や排泄、口腔環境の再確認が必要です。
  • 0点〜7点(低栄養): 既に低栄養状態(Malnourished)にある可能性が極めて高いです。医師、管理栄養士などの専門職による詳細なアセスメントと、栄養補助食品の導入や食事形態の改善など、積極的な栄養介入が求められます。

なぜ高齢者の「低栄養」が危険なのか

高齢者にとって、低栄養は単に「痩せている」という問題だけではありません。以下のような深刻な連鎖(ドミノ)を引き起こす原因となります。

  • 筋力の低下(サルコペニア): 筋肉の原料となるタンパク質が不足し、歩行が困難になったり転倒のリスクが高まったりします。
  • 免疫力の低下: 感染症(肺炎や尿路感染症など)にかかりやすくなり、治りも遅くなります。
  • 傷の治りが遅くなる: 床ずれ(褥瘡)ができやすくなり、一度できると非常に治りにくくなります。
  • 認知機能の低下: 栄養不足は脳の活動にも影響を与え、認知症のような症状を増悪させることがあります。

これらの悪循環を放置すると、自立した生活が困難になり、要介護状態(フレイル)へと急速に進行してしまいます。

低栄養を防ぐための生活習慣

低栄養リスクが判明した場合、まずは以下のポイントから見直してみましょう。

  1. タンパク質を意識して摂る: 肉、魚、卵、豆腐など。1食につき、片手の手のひらに乗るくらいの量を目安にします。
  2. 「共食」を心がける: 一人で食べると食欲が落ちやすくなります。誰かと一緒に食べる機会を増やすだけで、摂取量が増えることがわかっています。
  3. 口腔ケアを徹底する: 歯の痛みや入れ歯の不適合があると、軟らかいもの(炭水化物中心)ばかり選ぶようになり、タンパク質不足を招きます。歯科検診は非常に重要です。
  4. 栄養補助食品の活用: 1度の食事量が摂れない場合は、高カロリー・高タンパクなゼリーやドリンクを間食として取り入れるのも効果的です。

専門家への相談をためらわないで

「年だから食べられなくなるのは当たり前」と考えるのは禁物です。食欲不振や短期間の急激な体重減少(3ヶ月で3kg以上など)は、病気が隠れているサインかもしれません。MNA-SFでリスクありと判定された場合は、早めに主治医や地域の包括支援センターに相談し、適切なサポートを受けてください。