ローパスフィルタ計算機 (LPF)
1次CRローパスフィルタのカットオフ周波数とボード線図を計算・描画します。
ローパスフィルタ (Low Pass Filter) とは?
ローパスフィルタ(LPF)は、低い周波数の信号(低音や直流成分)を通し、高い周波数の信号(高音やノイズ)を遮断する回路です。最も基本的な構成は、抵抗(R)とコンデンサ(C)を組み合わせた「1次CRフィルタ」です。
カットオフ周波数 ($f_c$) の計算式
信号が通過するか遮断されるかの境目となる周波数を「カットオフ周波数」と呼びます。この周波数で信号の強さは約0.707倍(-3dB)になります。
$f_c = \frac{1}{2\pi R C}$
- $R$: 抵抗値(オーム $\Omega$)
- $C$: 静電容量(ファラド $F$)
- $\pi$: 円周率 (3.14159...)
主な用途と応用例
1. デジタル信号の平滑化 (DAC)
Arduinoなどのマイコンが出力するPWM信号(高速なON/OFFパルス)を、LPFに通すことで滑らかなアナログ電圧に変換できます。LEDの明るさ調整やモーター制御の基準電圧などに使われます。
2. ノイズの除去
センサーからの信号に乗った高周波ノイズ(電源由来のスイッチングノイズなど)を取り除き、正確な計測を行うために必須の回路です。
3. オーディオのサブウーファー
音楽信号から低音域(バスドラムやベース)だけを取り出してサブウーファーに送るために使われます。これを「クロスオーバーネットワーク」と呼びます。
時定数 ($\tau$) とは?
時定数(タウ $\tau = R \times C$)は、回路の反応速度を表します。電圧がステップ状に変化したとき、最終値の約63.2%に達するまでの時間が時定数です。時定数が大きいほど、変化に対する反応が遅くなり、平滑化の効果が高まります。