熱損失計算機

壁や窓からどれだけの熱が逃げているかを計算します。

W/(m²·K)
参考値を選択:
室内温度 (°C)
外気温度 (°C)

計算結果

熱損失(ヒートロス)とは?

寒い冬の日、暖房をつけていても部屋がなかなか暖まらない、あるいはすぐに冷えてしまう。 これは、家の壁、屋根、床、そして特に「窓」から熱が外へ逃げ出しているためです。 この「逃げていく熱量」のことを熱損失と言います。 熱損失が大きい家は、暖房エネルギーを無駄に消費し、光熱費が高くなるだけでなく、部屋ごとの温度差によるヒートショックのリスクも高まります。

計算式: Q = U × A × ΔT

熱が伝わる量(ワット)は、以下の3つの要素で決まります。
Q = U × A × ΔT

  • Q (Heat Loss Rate): 熱損失量 [W (ワット)]。1秒間に移動するエネルギー量です。
  • U (U-Value): 熱貫流率 [W/(m²·K)]。素材の「熱の通しやすさ」を表します。数値が小さいほど断熱性能が高い(熱を通しにくい)ことを意味します。
  • A (Area): 面積 [m²]。壁や窓の大きさです。面積が広いほど、逃げる熱も多くなります。
  • ΔT (Temperature Difference): 室内と外気の温度差 [K または °C]。温度差が大きいほど、熱は勢いよく移動します。

窓の重要性

住宅において、最も熱が出入りしやすい場所は「窓(開口部)」です。 冬の暖房時に家から逃げる熱の約50%が窓からだと言われています。 例えば、一般的な「単板ガラス(一枚ガラス)」のU値は約6.0ですが、最新の「トリプルガラス」では1.0以下になるものもあります。 U値が6.0から1.0になれば、単純計算で熱損失は6分の1になります。 内窓(二重窓)を取り付けるリフォームが効果的なのは、このU値を劇的に改善できるからです。

断熱リフォームのメリット

1. 光熱費の削減

熱損失を減らせば、少ないエネルギーで適温を維持できます。

2. 快適性の向上

壁や窓の表面温度が下がりにくくなるため、体感温度が上がります(「冷輻射」という冷たさを感じにくくなります)。

3. 結露の防止

窓ガラスやサッシの表面温度が下がると、空気中の水分が結露します。断熱性能を上げると表面温度が下がりにくくなり、結露=カビの発生を抑えることができます。