心拍数回復機能(HRR)計算機
運動後の心拍数の戻り具合から、心臓の健康状態をチェックします。
測定結果
心拍数回復(Heart Rate Recovery: HRR)とは?
激しい運動をした後、心臓の鼓動がどのくらい早く通常の状態に戻るかを示した指標です。 運動を止めると、交感神経(興奮させる神経)の活動が低下し、副交感神経(リラックスさせる神経)が再活性化することで、心拍数は下がっていきます。 この「下がり幅」が大きいほど、自律神経のバランスが良く、心肺機能が優れていると言えます。
なぜこの数値が重要なのか?
HRRは単なる体力の目安ではありません。 多くの医学的研究(Cleveland ClinicのCole博士らの研究など)により、HRR値が低い(回復が遅い)ことは、将来的な心血管疾患のリスクや全死亡率の高さと強い相関があることが示されています。 つまり、心拍数の戻りが早いことは「長生きできる強い心臓」を持っているサインと言えるのです。
HRRの計算方法
非常にシンプルです。
HRR = 運動終了直後の心拍数 − 一定時間後(通常1分または2分)の心拍数
(例)運動直後が170拍、1分後が140拍なら、HRRは 30 です。
評価の目安(1分値)
一般的に、運動停止後1分間の心拍数の減少幅(1分値)で評価されます。
- 12拍未満: 要注意(Poor)。
研究によると、1分間の回復が12拍以下の場合、心臓病などのリスクが高いとされています。医師への相談をお勧めします。 - 12 〜 20拍: 平均的〜やや低め。
運動習慣のない一般の方に見られる範囲です。 - 20 〜 30拍: 良好(Good)。
定期的に運動している健康な状態です。 - 30 〜 50拍以上: 非常に優秀(Excellent)。
アスリートレベルの心肺機能を持っています。
※2分後で測定する場合は、22拍〜50拍程度減少するのが一般的ですが、1分値の方が指標として広く使われています。
HRRを改善するには?
心拍数の回復能力は、有酸素運動(カーディオトレーニング)によって改善することができます。 インターバルトレーニング(高強度の運動と休息を繰り返す)などが特に効果的です。 トレーニングを続けることで、同じ強度の運動をしても心拍数が上がりにくくなり、かつ終わった後にスッと下がるようになります。 これは心臓のポンプ機能が強化され、一度の拍動で多くの血液を送り出せるようになるためです。