hCGホルモン値計算機

2回の測定値からhCGの倍加時間(Doubling Time)を計算します。

mIU/mL
mIU/mL
時間
※日数で計算する場合は 1日=24時間 として入力してください。

計算結果

hCGホルモンと妊娠初期の経過について

妊娠が成立すると、受精卵(胚盤胞)から「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(Human Chorionic Gonadotropin: hCG)」というホルモンが分泌され始めます。 このホルモンは、黄体を維持し、妊娠継続に必要なプロゲステロンの分泌を促す重要な役割を果たしています。 市販の妊娠検査薬は、尿中に排出されるこのhCGを感知して陽性反応を示します。

倍加時間(Doubling Time)の重要性

正常な妊娠初期(特に妊娠4週〜6週頃)においては、血中hCG値は急速に上昇します。 その増え方には法則性があり、約1.5日〜2日(36〜48時間)ごとに値が2倍になります。 これを**「倍加時間(Doubling Time)」**と呼びます。

医師は、単一のhCG値だけでなく、数日おきの測定値の「伸び率」を見ることで、妊娠が順調に進行しているかを判断します。 もちろん、hCG値には大きな個人差があるため、数値だけで全てが決まるわけではありませんが、重要な指標の一つとなります。

一般的な倍加時間の目安

  • hCG < 1,200 mIU/mL: 倍加時間は通常 30〜72 時間 (2〜3日以内に2倍)
  • hCG 1,200 〜 6,000 mIU/mL: 倍加時間は通常 72〜96 時間 (3〜4日以内に2倍)
  • hCG > 6,000 mIU/mL: 倍加時間は 96 時間以上 (4日以上かけて2倍)

数値が大きくなるにつれて、上昇のスピードは緩やかになっていきます。 妊娠8〜10週頃にピーク(約100,000〜200,000 mIU/mL)を迎え、その後は徐々に低下して安定します。

増加が遅い場合・減少する場合

もしhCG値の上昇が著しく遅い場合(例えば48時間でほとんど増えていない、あるいは微増)、または減少している場合は、以下のような可能性が考えられます。

  • 化学流産: 着床はしたものの、胎嚢が見える前に発育が止まってしまう状態。
  • 稽留流産: 子宮内に胎嚢はあるが、胎児の成長が止まっている状態。
  • 異所性妊娠(子宮外妊娠): 受精卵が子宮内膜以外の場所(卵管など)に着床してしまう状態。この場合、hCGは上昇しますが、正常妊娠に比べて上昇率が低い傾向があります。放置すると卵管破裂などの危険があるため、早期発見が重要です。

妊娠週数とhCG基準値(目安)

以下は妊娠週数ごとのhCG値の一般的な範囲ですが、検査キットや施設によって基準は異なります。 また、範囲が非常に広いことに注意してください。

妊娠週数 (最終月経から) hCG範囲 (mIU/mL)
3週 5 〜 50
4週 5 〜 426
5週 18 〜 7,340
6週 1,080 〜 56,500
7〜8週 7,650 〜 229,000
9〜12週 25,700 〜 288,000

「正常範囲に入っているか」よりも「順調に増えているか」がより重要です。 ご自身の検査結果について不安がある場合は、必ず産婦人科医にご相談ください。