GDU (有効積算温度) 計算機

作物の成長に必要な「熱」の積み重ねを計算。収穫のタイミングを科学的に。

※プリセットは一般的な目安です。品種により異なります。

GDU (有効積算温度) とは?

GDU (Growing Degree Units) は、GDD (Growing Degree Days) とも呼ばれ、植物や昆虫の成長が「時間」ではなく「温度の積み重ね」に依存するという考え方に基づいた指標です。
作物ごとに、成長を開始する最低限の温度(基準温度:Base Temperature)が決まっており、その温度を超えた分だけ植物は成長すると考えます。

計算方法

$$ GDU = \frac{T_{max} + T_{min}}{2} - T_{base} $$
  • $T_{max}$: その日の最高気温
  • $T_{min}$: その日の最低気温
  • $T_{base}$: 基準温度(作物固有の閾値)

例:トウモロコシ(基準温度 10°C)で、ある日の最高気温が 28°C、最低気温が 16°C だった場合。
平均気温 = (28 + 16) / 2 = 22°C
GDU = 22 - 10 = 12 GDU
この12ポイントを毎日積み上げていき、ある一定の値(品種ごとの必要積算温度)に達した時に、開花や収穫といった成長ステージに達すると予測します。

主な作物の基準温度目安

作物 基準温度 (°C) 備考
小麦・大麦・ライ麦 0 - 5 °C 冷涼な気候を好む
エンドウ・レタス 4 - 5 °C 半耐寒性作物
トウモロコシ・イネ 10 °C 温暖な気候を好む
トマト・インゲン 10 - 13 °C 夏野菜
ウリ科 (キュウリなど) 12 - 15 °C 高温を好む

活用のメリット

  1. 収穫日の予測精度向上: カレンダーの日数だけで予測するよりも、実際の気候変動を反映できるため正確です。
  2. 品種選択: 地域の気候データ(過去の積算温度)と品種の必要GDUを照らし合わせることで、その土地に適した品種を選べます。
  3. 害虫管理: 害虫の発生も温度に依存するため、防除のタイミングを予測するのにも使われます。