フレイルチェック (CHS基準)

「年のせい」で片付けない。今の状態を知ることが、自立への第一歩。

5つのチェック項目 (はい/いいえ)

判定結果

執筆者:Kaori Suzuki (Gojikara 老年看護認定看護師)

「最近、親の足腰が弱ってきた気がする」「出かけるのが億劫になった」。こうした変化は、単なる老化現象ではなく、「フレイル(虚弱)」のサインかもしれません。

フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間にある状態のことです。最も重要なポイントは、「フレイルは可逆的(元に戻せる)である」ということです。早期に気づき、適切な栄養と運動を取り入れることで、再び健康な状態に戻ることができます。本記事では、世界的に用いられているFriedらの基準(日本版変法)を用いたチェックとその対策について、1000文字以上のボリュームで解説します。

1. フレイルの3つの側面

フレイルは身体的な衰えだけではありません。

  • 身体的フレイル: 筋肉量の減少(サルコペニア)、ロコモティブシンドロームなど。
  • 精神・心理的フレイル: うつ傾向、認知機能の低下、意欲の減退。
  • 社会的フレイル: 独居、閉じこもり、他者との交流減少。これが入ると一気に進行します。

2. 判定基準(CHS基準)の解説

この計算機で使用しているのは、Cardiovascular Health Study (CHS) 基準の日本版(改定J-CHS基準)を簡易化したものです。

  • 0項目:健康(Robust)
    素晴らしい状態です。現状維持のために、社会参加と運動を続けましょう。
  • 1〜2項目:プレフレイル(Pre-frail)
    予備軍です。ここが分かれ道です。特に「社会とのつながり」が減っていないか見直してください。
  • 3項目以上:フレイル(Frail)
    低栄養や転倒のリスクが高い状態です。かかりつけ医への相談をお勧めします。

3. 今日からできる「指輪っかテスト」

筋肉量(サルコペニア)を測る簡易テストとして、東京大学飯島勝矢教授が考案した「指輪っかテスト」も有名です。
両手の親指と人差指で輪っかを作り、ふくらはぎの一番太い部分を囲みます。
もし「すき間ができる(指が届いて余裕がある)」なら、筋肉が痩せ細っている危険信号(サルコペニアの可能性大)です。

4. フレイル予防の食事:”さあにぎやか(に)いただく”

バランスの良い食事の合言葉です。

さ(魚)、あ(油)、に(肉)、ぎ(牛乳)、や(野菜)、か(海藻)、い(芋)、た(卵)、だ(大豆)、く(果物)。
特に高齢者は「粗食」になりがちですが、実はタンパク質不足がフレイルの最大要因です。お肉もしっかり食べましょう。

Gojikaraは、いつまでも自分らしく生きるあなたを応援します。