FIB-4 Index 計算機

健康診断の結果から肝臓の「硬さ」をチェック。沈黙の臓器の声を聞く。

検査結果を入力 (健康診断表など)

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※例:22.5万/μL なら「22.5」と入力し「万/μL」を選択。

リスク評価結果

執筆者:Kaori Suzuki (Gojikara 肝疾患・生活習慣病予防アドバイザー)

「脂肪肝」と言われたことはありませんか?かつては「太り過ぎ」程度に軽く見られていましたが、近年、お酒を飲まない脂肪肝(NAFLD/NASH、最近ではMASLDと呼ばれます)からも肝硬変や肝がんへ進行することが明らかになり、早期発見が重要視されています。

しかし、肝臓は「沈黙の臓器」。自覚症状が出る頃には手遅れです。そこで活用されるのが、血液検査の一般的な項目だけで計算できる FIB-4 Index(フィブフォー・インデックス) です。肝生検(針を刺す検査)をしなくても、肝臓の線維化(硬くなること)のリスクを高い精度で予測できるため、日本の診療ガイドラインでも一次スクリーニングとして推奨されています。

1. FIB-4 Indexの計算式

以下の4つの項目を用いて計算されます。

`FIB-4 Index = (年齢 × AST) ÷ (血小板数(10^9/L) × √ALT)`

  • 年齢: 高齢ほどリスクが高く出ます。
  • AST > ALT: 通常はALTの方が高いですが、肝線維化が進行するとASTが上回る(AST優位)傾向があります。
  • 血小板数: 肝臓が硬くなると血流が悪くなり、脾臓で血小板が壊されやすくなるため、血小板数は減少します。これが最も重要な指標の一つです。

2. 判定基準(NAFLD/NASHの場合)

日本肝臓学会のガイドラインでは、以下のような基準が用いられています。

  • 1.3未満:低リスク群
    今のところ高度な肝線維化の可能性は低いです。生活習慣の改善(食事・運動)を続け、年1回の健診を受けましょう。
  • 1.3 ~ 2.67:中間群
    線維化が進んでいる可能性があります。かかりつけ医に相談し、必要に応じてエコー検査や、M2BPGiなどの線維化マーカーの測定を検討します。
    ※60歳以上や、糖尿病がある場合は高めに出ることがあります。
  • 2.67以上:高リスク群
    高度な肝線維化(F3〜F4/肝硬変)の疑いが強い状態です。速やかに肝臓専門医を受診し、精密検査(肝硬度測定/フィブロスキャンや肝生検など)を受ける必要があります。

3. 注意点:万能ではありません

FIB-4 Indexはあくまでスクリーニング(ふるい分け)のためのツールです。

  • 高齢者: 計算式に年齢が入っているため、高齢者では自然と高くなり、偽陽性(本当は大丈夫なのにリスクありと出る)が増えます。65歳以上では、カットオフ値を2.0などに引き上げて判断することもあります。
  • 原因疾患: C型肝炎やアルコール性肝障害の場合は、カットオフ値が多少異なる場合があります(例えば低リスク<1.45、高リスク>3.25など)。

4. まとめ:数字は「気づき」のきっかけ

健康診断の結果表を見直してみてください。AST、ALT、血小板があれば、今すぐ計算できます。「1.3」と「2.67」。この数字を意識するだけで、あなたの肝臓の未来は大きく変わるかもしれません。もし高リスクと出たら、怖がらずに専門医のドアを叩いてください。それが健康長寿への第一歩です。

Gojikaraは、あなたの健康を科学的データで守るパートナーです。