ECOG Performance Status
がん患者の全身状態(PS)を評価します。
判定結果
ECOG Performance Status (PS) とは
ECOG Performance Status (PS) は、Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)が定めた、がん患者の全身状態(生活の質、ADL)を評価するための指標です。0から4の5段階(死亡を含めると5の6段階)で評価されます。
各スコアの意味と目安
- PS 0: まったく問題なく活動できる。発病前と同じ日常生活が送れる。
- PS 1: 激しい運動はできないが、家事や事務作業などの軽い仕事はできる。
- PS 2: 日中の半分以上は起きていることができ、自分の身の回りのことはできるが、仕事はできない。
- PS 3: 日中の半分以上をベッドか椅子で過ごすが、トイレなど限られた身の回りのことはできる。
- PS 4: 1日中ベッドか椅子で過ごし、介助が必要。
臨床での重要性
PSは、抗がん剤治療(化学療法)の適応を判断する上で非常に重要な指標です。一般的に、PS 0-2の患者は化学療法の適応となりますが、PS 3-4などの状態が悪い患者に対しては、治療の副作用が強く出るリスクがあるため、慎重な判断や緩和ケア(Best Supportive Care)への移行が推奨されることが多いです。