デュポン分析計算機
ROEの構成要素を分析します。
計算結果
デュポン分析(DuPont Analysis)とは?
デュポン分析は、アメリカの化学会社デュポン(DuPont)によって1920年代に開発された財務分析手法です。企業の総合的な収益力を示す指標であるROE(自己資本利益率)を3つの要素に分解することで、収益性の要因を深く掘り下げて分析することができます。
ROEの3つの分解要素
デュポン分析では、ROEを以下の式で表します。
ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
1. 売上高純利益率(Net Profit Margin)
計算式:純利益 ÷ 売上高
企業の「稼ぐ力(収益性)」を示します。この数値が高いほど、コスト管理が徹底されており、付加価値の高いビジネスを行っていることを意味します。
2. 総資産回転率(Asset Turnover)
計算式:売上高 ÷ 総資産
企業の「資産を使う力(効率性)」を示します。保有している資産をどれだけ効率的に使って売上を生み出しているかがわかります。この数値が高いほど、資産が有効活用されています。
3. 財務レバレッジ(Financial Leverage)
計算式:総資産 ÷ 自己資本(純資産)
企業の「借金を利用する力(安全性)」の裏返しです。他人資本(負債)をどれだけ利用して事業を行っているかを示します。レバレッジが高いほどROEを高める効果がありますが、同時に倒産リスクなどの財務リスクも高まります。
分析の活用方法
ROEが低下した際、デュポン分析を用いることで、その原因が「利益率の低下」にあるのか、「資産効率の悪化」にあるのか、あるいは「負債比率の変化」にあるのかを特定できます。これにより、経営改善のための具体的なアクションプラン(コスト削減、遊休資産の売却、資金調達の見直しなど)を策定することが可能になります。